Behind the 2020 Tokyo

2020 Tokyo同時進行小説&オリジナル小説・エッセー・コラムをブログとYouTubeで展開しています。

ジャック・タチさんと私。

フランス映画のなかでも、ジャック・タチ氏監督・脚本・出演の映画は、いまでも私には新鮮に映ります。「僕の叔父さんシリーズ」では、自らも「ユロ」さんというキャラクターを演じていました。モダニズムと伝統の微妙なアンバランスが、何気ないコメディシーンを派生させ、観客は日々の安堵感を手にするようになります。モダニズムと良き伝統の再発見。気持ちが和らぎます。イギリスのロワート・アトキンソンこと「ミスター・ビーン」のキャラクターにも大きな影響を与えたそうです。私財をはたいて10年がかりで作った「プレイタイム」は、近未来でのフランスで、「ユロ」氏と米国の観光客とのふれあいのなかで、良き伝統を再発見するという良質の作品でした。全般的に無声映画っぽいのですが、何気ない日常の会話や騒動がなんとなく観ている人には面白く映ります。それが、ジャック・タチさんの狙い目だったのでしょう。当初では126分のオリジナルでしたが、米国では経理上の問題で上映時間が93分まで減らされ興行的には失敗しました。2002年のカンヌ映画祭では126分のバージョンが復元されています。個人的には映画はやはり、2時間くらいあったほうががいいと思いますね。
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。