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正義と信義の小話

A国の王はB国の武将である毛氏を捕虜にしていました。
かつてのB国での同胞であった毛氏を裏切り
A国の王と通じていた則氏の寝返りがあったからです。
A国の王は則氏に手柄を与えていました。
則氏はそれでA国の王に雇われ要職に就いていました。
A国の王は毛氏にも寝返ることを勧めました。
そうすれば処刑するのはおろか要職に就かせてもよいぞと言いました。
しかし毛氏は断ったのです。
A国の王は、それじゃしかたがないと、
毛氏が処刑される前に何か言い残す事はないかといいました。
毛氏は、
「私はB国の王や民を守るため必死で戦って参りました。私は君主や民を裏切ることは出来ません。寝返るなんて義に反すること。王の為死ねれば本望でございます」
とA国の王に言いました。
A国の王は声を震わせながら言いました。
「このような忠義に厚い臣下がB国にいたとは。それに引きかえわがA国はなんじゃ。義を重んじるものなど誰一人としていないではないか」
といいました。
A国の王は、毛氏に三顧の礼を施し軍師として迎え入れました。
寝返った則氏を逆に即処刑にしたのです。
そののちA国とB国は同盟関係を結ぶようになったのです。
中国での春秋戦国の時代、国と国との戦いでは、
諜報・裏切り・逆スパイ・寝返りは当たり前の出来事でした。
人を信用したりしては命取りになる時代。
ことわざや言い伝えは肝に銘じておかなければなりません。
自分の信念や考えは目先につられて、
軽はずみに変えてはならないのです。
教職での戦いでは、正義は重んじられているのでしょうか・・・。
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