Behind the 2020 Tokyo

2020 Tokyo同時進行小説&オリジナル小説・エッセー・コラムをブログとYouTubeで展開しています。

現代アートとマーケット。

原油の高騰が止まらない状況の中、原材料のコスト高を価格転化という形にしてインフレの環境が作りだされようとしています。

人間が作ったマネーゲームは、πの奪い合いを生む装置としてしか存在価値を発揮しないと言ってもいいでしょう。米国発、「米国債金融資本制度」(天文学的な自国の双子の赤字額があるのにもかかわらず、各貿易黒字国のお金を自国に環流させ、自国の赤字の埋め合わせに活用し、併せて自作自演のマーケットを未来永劫作り続けていくシステム。)が世界を闊歩している以上、仲間うちのサミットととかという談合への期待は出来ないことはどなたも認めていおられるはず。業界別に分析すれば何百ページにもなるので、割愛しますが、いま、私が注目しているのはアートファンドの世界。

確かに、日本の美術界は閉鎖的で、一元さんお断り、という感じをお持ちの方が多いと存じますが、海外では、クリスティーズという世界最大のオークションがあり、一点何百億円の落札をはじめとした、活発なマーケット市場の存在があります。中国でもインドでもアートファンドに対する期待が高まっています。不動産や巷の動産のファンドは、販売促進(需要と供給)の開拓に限界があります。

しかし、アートに関しては、未知数な世界の割には無限大のマーケットがあるのです。あるのですと言いきっているのは、私自身もアートの世界に一時期おりまして、広告の世界にどっぷりつかり、経済と芸術(芸術家)の相乗効果または相互発展はあり得るのかという、自問自答を繰り返してきた経緯もあり、自立したアートビジネスも早晩根付いてくると確信しているからです。

ギャラリストは自分の画廊を持ち、気に入ったアーティストを発掘し世に出して成功を収めるのが、基本的なスタンスでしたが、これからは、年に何万人も芸術系の学校を出るアーティスト予備軍が生産される中、そんなにたくさんの画廊を持つことは物理的に不可能です。

私の定義しているギャラリストというのは、時代と向き合うまたは時代を引っ張って行ける感性豊かで、アートと経済への理解があって、かつ素晴らしい作品をつくるアーティストをどんどん世に出して行くことです。アートをマーケットと融合させ、より良いアートを生み出していく下地をプロデュースする仕事人のことをいいます。大きな目で、アートと経済の活性化を真摯に目指しているのです。




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