Behind the 2020 Tokyo

2020 Tokyo同時進行小説&オリジナル小説・エッセー・コラムをブログとYouTubeで展開しています。

なかなかメジャーになれないアート界2010。

最近日本ではアートビジネスが盛んのように見受けられますが、
活発なマーケットにはまだまだほど遠いような気がします。
毎年多くの作家の卵たちが孵化していますが、
プロとして成功するのは一握り。
高いお金で投資して大学や専門的な研究所で
基礎を学んだとしても、社会に出て活躍しようにも、
厚い壁が立ちはだかっています。
たとえば、人生の進路において
ファインアート系で就職するときには、
その不利性は否定できません。
卒業生を、画廊関係に紹介したり、
兼業で作家生活をすすめられるのが一般的なスタイルでしょう。
芸術にお金という低俗的な話しは問題外と、
アーティストは孤高の存在であるということに自己陶酔しがちです。
しかしながら、生涯アートの専門家としてやり抜くには、
個人の力では限界があります。
日本の美術界は明治以来、いまだに閉鎖的なイメージがあります。
各美術団体や出品賞でのピラミッドシステムに組み入れられる、
作家および作家志向の人たち、
権威主義への迎合、
画商優先の販売システム、
アートでは生活できない現実。。。
もっとフレキシブルで明るい業界にならなければ、
日本のアートは萎縮していくことでしょう。
一般的にギャラリストになるには、ギャラリーを持つことと、
取り扱う作家を維持するのが最低条件のようで、
それなりの資金が必要です。
ギャラリーまで足を伸ばすにも、労力が必要ですし、
作家の数も無尽蔵に取り扱う訳にもいきません。
アーティストの側に立ってやるか、
コレクターの側に立ってやるか、
その調整は難しいところ。
その作品が500年後どう見られるのか、
作家と作品には時代性と永遠性が存在するのか、
そういう遠大な観点と、
実際のアートでの生き方は維持できるのかどうか、
という近視眼的な観点をバランス良く支援していくのが、
真のギャラリストと考えます。

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